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日本のマンガといえば、連載漫画や単行本を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、日本にはもう一つ、コンビニ向けに特別に作られた「コンビニ版」という特別なマンガがあります。コンビニ版マンガは、単行本2冊分に相当するページ数を1冊にまとめ、シンプルな表紙と雑誌並みの紙質で、コストと価格を大幅に抑えているのが特徴です。そのため、充実した読書体験を求める読者に大変人気があります。 コンビニでコミックを販売するのは一見珍しいことではないかもしれませんが、よく見ると雑誌でも単行本でもありません。ローソンコミックスの担当者は、「コンビニでの販売に特化したコンビニコミックです」と説明します。 コンビニの雑誌売り場が苦戦する中、「コンビニコミック」の売上は伸び続けている!TBSテレビのバラエティ番組で、このいわゆるコンビニコミックの秘密を探った。 番組では、週刊マンガ誌『まんがくらぶ』を発行する出版社「日本文芸社」のマンガ編集部を訪問。事業部課長の斉藤氏にインタビューを行い、コンビニマンガの年間売上は36億円、そのうちコンビニマンガが約4割を占めるなど、かなり儲かっていることを明かした。 斎藤氏はコンビニ漫画の特徴と収益の秘訣をこう説明した。「雑誌連載は単行本にまとめるのが一般的ですが、コンビニ漫画は単行本から厳選した話をまとめて1冊にするため、ボリューム感があります」。一般的な単行本は10話程度ですが、コンビニ漫画は20話も収録されている。コンビニ漫画は過去の単行本から厳選した話数で、表紙もシンプルで、雑誌と同じ紙を使用しているため、1冊400円から700円程度と非常に安価に販売できるのだ。 斎藤氏は、コンビニコミックは特定の顧客層、特に紙の書籍に慣れ親しんでいる40代以上の男性をターゲットにしていると述べた。番組では40代男性通行人にインタビューを行い、全員が同じ答えを返した。「コンビニに行くと必ずコミックを見ます」「友達と買い物に行った時に、時間があれば表紙をめくってコミックを買います」 読者の多くは昼食を買うついでに漫画も買います。特にタクシー運転手やトラック運転手は休憩中に漫画を読むのが大好きです。 コンビニコミックで人気になる作品は、主に中高年男性をターゲットにしているため、ハードボイルド系作品とグルメ系作品の2種類に大別されます。 連載順に収録される一般的な単行本とは異なり、コンビニ漫画は通常、特定の「テーマ」に基づいて、過去の単行本から関連するエピソードを厳選します。テーマが決まると、編集者は過去の単行本を全て見直します。例えば、居酒屋漫画であれば、「誰と飲むか」「どこで飲むか」というテーマでエピソードを選定し、最終的に厳選されたエピソードを1冊にまとめます。 この特徴は本の背表紙にも見られます… 編集者:「一般的にマンガの単行本の背表紙には、作品名と何巻かが記載されていることが多いです。」 「でもコンビニマンガは作品名とサブタイトルの両方が記載されているんです。」 |