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手塚治虫34年ぶりの傑作『火の鳥』簡体字版が発表。

手塚治虫が34年の歳月をかけて描き下ろしたマンガ『火の鳥』の簡体字版が発売された。手塚治虫スタジオの独占許諾を受け、北京聯合出版社が発行。全3,640ページ、価格は888元。

1954年の処女作『黎明編』から1988年の『太陽編』完結まで、手塚治虫は34年間をかけて『火の鳥』を描き続けました。シリーズ全体を通して、彼の創作活動の絶頂期と人生のどん底を共に見つめてきました。この作品を通して、手塚治虫は「輪廻転生」「長寿」「生命の尊厳」といった概念を深く理解し、自身の人生経験が凝縮された傑作です。

手塚治虫スタジオの完全監修・独占公認による初の簡体字版には、『マンガ少年』掲載の「黎明編」と、『COM』掲載の「混沌編」「羽衣編」「帰郷編」「休息編」「大地編」の完全新規書き下ろしに加え、舞台『火の鳥』の台本も収録。伝説の『火の鳥』最終話は本当に存在するのか?この特別付録が、読者に全く新しい答えを提示します。

『火の鳥』の物語では、人間をはじめとする生き物は死後、原初の姿に戻り、宇宙の小さな粒子となると同時に、新たな宇宙生命へと生まれ変わります。無数の巨大な生命が元の宇宙の姿に戻る時、火の鳥はそのエネルギーの担い手となり、物語の中で永遠と理想の象徴として描かれます。『火の鳥』シリーズの各作品はそれぞれ独立した物語として読み解くことができますが、全体として時間の螺旋を形成しています。作品全体を通して、火の鳥の再生と、絶えず生まれ変わる生き物たちのそれぞれの人生の始まりと終わりを辿る複数の時間軸が絡み合い、作者が描きたかったパラレルワールドを浮き彫りにしています。

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